レンコンの魅力を発信して、たくさんの人に食べてもらいたい!
藤田地区:レンコン農家
佐々木 優さん
ささき まさる
- 1989年生まれ。
- 1,200アールでレンコンを栽培。
- 佐々木農産有限会社取締役。岡山県藤田レンコン部会に所属。妻・祖母・父・母の5人家族。最近結婚して実家の近くに居住。
- 趣味はゲームと漫画。
- 座右の銘は「明日は明日の風が吹く」
9月7日、藤田地区の佐々木 優さんにお話を伺いました。
花や実は、観賞用として直売所に出荷することもあります。レンコン(蓮根)は「地下茎(茎)」の部分で、食物繊維やビタミンが豊富で、シャキシャキ感、ホクホク感が楽しめます。
―就農したきっかけは?
レンコン栽培について話す佐々木さん
祖父がもともと倉敷市連島のレンコン農家出身で、約60年前にここでレンコン栽培を始めました。
父が後を継ぎ、私は地元の大学を卒業後、東京の会社に就職して石川県でシステムエンジニアとして働いていました。
いつか農家を継ぐことは決めていましたが、好きな情報システムやプログラム設計の仕事をもう少し続けたいという思いもありました。しかし、3年ほど経った頃に転勤の可能性が出てきたため、そのタイミングで就農を決意しました。
会社のみんなが協力して、レンコンを出荷
―農業を始めてからは?
子どもの頃に洗い場の作業を手伝った程度で、栽培や管理については全くの未経験でしたが、父の指導のもと、少しずつできるようになってきたと思います。
レンコンの収穫は7月末から翌年の5月末まで続きます。今の暑い時期は、従業員と一緒に早朝から昼頃まで収穫を行い、作業場に持ち込んで、パートさんたちが洗浄・袋詰め・箱詰めをして、作業が終わるのが夕方になります。従業員やパートさん、みんなの協力があってこそ成り立っています。従業員への指示出しや働きやすい環境づくり、作業の事前準備など、経営者としてまだまだ課題が多いと感じています。
―楽しいこと・苦労することは?
収穫が終わる頃から、次期作のための土作りとして肥料をほ場に入れます。ほ場にボートを浮かべて肥料を乗せ、手でひたすらまき続けるのですが、ほ場が広いため「いつ終わるんだろう」と思うこともあります。
レンコンの収穫は、2メートルほどに成長した葉を倒し、水圧ポンプで土を払って傷つけないよう丁寧に手探りで掘り出します。夏は熱中症対策、冬は氷が張った田んぼに入るという過酷な作業ですが、節がそろったきれいなレンコンが出てくると、やはりうれしいですね。
―栽培上のこだわりは?
最近は、アブラムシ対策で使用していた農薬を極力控え、かき殻からできた有機石灰や、酵母由来の天然成分を配合した肥料を使用するなど、環境に優しい栽培に取り組んでいます。
もっと働きやすい環境づくり
―今後の抱負は?
収穫後、レンコンを大型洗浄機に通して泥と根を洗う
栽培面積は現状を維持しつつ、機械化できる部分は積極的に取り入れ、みんながもっと働きやすい環境をつくっていきたいです。
藤田地区は干拓地で、海のミネラルが豊富でおいしいレンコンが育ちます。このおいしさを、できるだけ多くの人に届けたいですね。
私は、シンプルに輪切りにして焼き、塩コショウで食べるのが好きです。レンコンは、切り方や火の通し方によってさまざまな食感が楽しめる野菜です。私たち生産者もレシピを考案し、レンコンの魅力を積極的に発信していきたいと考えています。
胴長と大型の防水ゴム手袋です。
暑い時も寒い時もこれが無ければ仕事ができません。
聞き手:JA岡山 広報担当
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