生まれ育った田園風景を次世代に、俺がやらなきゃ誰がやる!
操南地区:米麦農家
片岡 靖登さん
かたおか やすと
- 昭和47年生まれ。
- 岡山県中央里海米生産部会、岡山県青壮年部に所属。
- 母、妻、子ども1人の4人家族。
- 片岡農産有限会社を経営。正社員2人のほか、農繁期にはアルバイトを雇い経営をしている。
- 好きな「釣り」を楽しみたいが、忙しくてなかなか行けないのが現状。
6月18日、操南地区の片岡 靖登さんにお話を伺いました。
作業前の入念な打ち合わせ。農作業はチームワークですね!
―就農したきっかけは?
人が一番。20代の若手スタッフから熟練経験者まで。
農業の楽しさや、やりがいを一緒に分かち合う。
我が家は代々続く農家で、米と麦を主に栽培しています。祖父の代から近隣の農作業の受託を始め、父が耕作面積を徐々に増やしてきました。
二十歳の頃祖父が亡くなり、その後、父が少し体調を崩して十分に農作業できなくなりました。私は県外の大学に通っていましたが、子どもの頃から手伝いをしていましたし、将来的には農業をやりたいと思っていました。
代々続く農家を終わりにしたくないという思いから「今、自分がやらなければ」と決心して、岡山に帰り就農しました。
地域の農業に携わり、田園風景を守りたい
―農業を始めてからは?
就農した時は約20ヘクタールの作付面積でした。子どもの頃、父の仕事を見ていましたが、いざ自分がすると色々大変でした。父のアドバイスがあったからこそ、ここまで出来たと思います。
地域の農業に携わり、田園風景を守りたいという思いから、高齢で離農される方の田んぼを任されたり、耕作放棄地の管理をしたりと受託作業が年々増え、平成8年に片岡農産有限会社として法人化しました。
今は水稲を40ヘクタール、麦20ヘクタールを作付けしています。「朝日」「アケボノ」「にこまる」といった品種や、酒米の「雄町」「山田錦」、また昨年からは「里海米」にも取り組んでいます。環境に配慮した、海と山をつなぐ循環型農業に興味を持ったことがきっかけです。
瀬戸内海で育ったカキ殻を、土壌改良材として田んぼに施用します。カキ殻に含まれた豊富なミネラルやカルシウムが根の張りを良くし、おいしいお米になると思います。
―日々の仕事で楽しいことは?
農業には多くの作業工程があり、どれをとっても重要な仕事で、その一つひとつを成し遂げることで、毎回達成感を味わえることです。
代かきをして、表面をきれいに平らに仕上げたり、予定通りに田植えができたりと、自分が決めた計画が達成できた時の喜びや充実感が次のモチベーションになり、また頑張ろうと思います。そして、最後に収穫を迎えた時には、大きな喜びを実感します。
人を育て、農業を継続できる環境を
―今後の抱負は?
「若い人こそ農業をしてほしい」と話す片岡さん
就農してから30年以上になりました。今は、私が農業を始めた年と同じくらいの若い人も働いています。若い人が農業に携わり、地域の農業を守り、継続してもらいたいと思います。
今働いている人の中には、野菜などの園芸品目を勉強してきた人材もいるので、米麦以外の作物の栽培も考えています。そこから雇用が生まれ、農業をやってみたいという人の受け皿として、人を育てていきたいです。
自分が生まれ育った農地を守り、いつか、良い形で次にバトンを渡すことができればと思っています。
昨年、新築した農業用倉庫。乾燥調製から籾すりまで作業時間の短縮と省力化で仕事の効率が大幅アップ。
聞き手:JA岡山 広報担当
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岡山市農業協同組合営農部 指導課
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