未経験から3年目畑と向き合い、自分らしい農業を模索する
御津地区:米麦農家
藤元 雄志さん
ふじもと ゆうし
- 平成7年生まれ。
- 米麦以外にも野菜、シャインマスカットを栽培。
- 父・母、妻、子ども1人の5人家族。
- 父と従業員6人ほどで農作業をしている。
- 休日は子どもと遊ぶのが一番の楽しみ。
- お酒を飲むことも好きで、父と飲みに出かけることも多い。
5月22日、御津地区の藤元 雄志さんにお話を伺いました。
GPSで位置情報を正確に把握し、走行を自動制御してくれます。
ハンドルから手を離しても真っすぐ植え付けることができます。
―就農したきっかけは?
水の量がバッチリ!植え付けがきれい!など、整ったほ場になると気持ちが良いと語る藤元さん。
農作業は幼い頃に手伝い程度で触れたことはありましたが、本格的な農業経験はありませんでした。その後、建築関係の専門学校へ進み、現場監督として働いていました。折に触れて父から「いつかは農業を継いでほしい」と声をかけられていましたが、正直なところ、農業には全く関心がありませんでした。
転機が訪れたのは、仕事を通じて会社の方針に疑問を抱き始めていた時期です。ちょうどそのタイミングで父から「そろそろ一緒にやらないか」と改めて誘いを受けました。それまで農業という選択肢は頭になかったはずなのに、自然と「やってみよう」と前向きに受け止める自分がいました。
農業という「総合職」への挑戦
―農業を始めてからは?
就農して今年で3年目、今はまだ日々農業の基礎を学んでいる段階です。前職の現場監督時代は周囲へ指示を出す立場でしたが、農業の世界では何もかもが初めて。草刈り機ですら使えない状態でした。農業はまさに「総合職」と言われる通り、覚えるべきことが山積みで、思うようにいかず、父に叱られることもしょっちゅうです。
それでも、機械の操作や全体の段取りが少しずつ分かるようになり、できる作業が増えていくことにやりがいを感じています。
―日々の仕事で意識していることは?
まずは土づくりです。冬の間にどれだけ丁寧に耕して準備できるかが、その年の作物を左右すると考えています。ただ、深く耕せば良いというわけではなく、浅いほ場もあれば水はけや日の当たり方も場所によって違います。全てのほ場で同じ管理をするのではなく、一つひとつの特徴や癖を丁寧に見極めていくことが不可欠です。
昨年は管理するほ場が300カ所近くもありました。それぞれの特性をしっかり把握した上で、酒米に適しているのか、うるち米が良いのか、あるいは植える時期をどう調整すべきかなど、それぞれの個性に合わせた管理方法を、一つひとつ見極めるよう意識しています。
一歩ずつ、父の背中を追って
―今後の抱負は?
共に汗を流し、農作業に励む藤元親子
まずは一日でも早く仕事を覚え、自分で考え行動できるようになることが目標です。農作業は大変ですが、手をかけた分だけ結果となって返ってくることに、この仕事の醍醐味を感じています。一つひとつの技術を習得することは今の自分にとって大きな課題ですが、早く吸収して自分のものにできれば、これからの作業はもっと楽しく、効率的になると信じています。
自分のやり方ひとつで畑の様子が変わっていくのも、農業ならではの面白さです。今はまだ修行の身ですが、知識と経験を積み重ね、いつの日か父の背中に並べるよう、精一杯取り組んでいきたいです。
景品でもらったお気に入りの帽子と、日差しに弱い私の必需品であるサングラス。最近はこのセットを愛用しており、日々の畑仕事に欠かせない大切な相棒です。
聞き手:JA岡山 広報担当
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岡山市農業協同組合営農部 指導課
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