生産者・消費者・地域が満足できる、信頼される農業経営者を目指す

興除地区:米麦農家
原﨑 奬太さん
はらさき しょうた
- 昭和63年生まれ。
- 妻と子どもの3人家族。
- 原﨑農産株式会社代表取締役。
- 興除新農業経営者クラブに所属。
- 趣味は、スキー・ロードバイク・登山など、年間50回は「大山」や兵庫県の「ハチ北高原」にスキーに行く。
- 現在、会社の経営理念を構想中です。
7月15日、興除地区の原﨑奬太さんにお話を伺いました。
体を動かすことが好き
―就農したきっかけは

農業経営について話す原﨑さん
興除地区は約200年前に開拓され、曾祖父が農業を始めて私で3代目になります。
父は公務員をしており、私も初めは公務員を目指し大学を卒業しました。しかし、学生時代にスキーにハマり、スキーが楽しめるライフスタイルをイメージしたとき「農閑期の冬場に時間が取れる米麦って、自分の理想に合っているのでは」と思い、就農しました。
自分の好きな事と仕事の両立ができる、計画的に時間が確保できる、地域に貢献できる農業は自分に合っているし、魅力を感じました。
―就農してからは
今年で10年になります。当時は祖父と私の二人で農作業をしており、農機具等の機械や設備が十分ではなく、長時間労働が続いたので、結構きつかったです。
耕作面積を増やすなかで徐々に設備投資をして、現在水稲は「アケボノ」「朝日」「にこまる」「雄町米」など約30ヘクタール、麦は約20ヘクタールを栽培しています。就農した時より栽培面積は2倍になり、2024年3月に法人化しました。
―楽しいこと・苦労すること
体を動かすことが好きで、噴霧器を背負って田んぼの中に入ったり、草刈りをして後ろを振り向いたら、きれいになっていると気持ちいいですよ。トラクターに乗って作業するより楽しいです。(笑)
また、農作業を済ませた後にロードバイクで走ることです。風が駆け抜けて、色んな景色が変わり爽快です。
苦労することは、法人化したことで、事務作業や従業員の指示など、管理作業を的確にしないといけないので、従業員全員で話し合って合意形成を取り、課題を決めて作業をするように努力しています。

苗箱を一枚ずつ丁寧に洗浄

毎日、トレーニングのために走っています
経営者としての心構え
―今後の抱負は
あと20ヘクタール位は、栽培面積を拡大していこうと思います。農地を任せていただくには、ほ場の管理を徹底し、畔草や田んぼの中をきれいに整えて、信頼してもらうことが必要だと思います。
そして、経営者としてのスキルと心構えを身につけることです。「この人ならついていける」と言ってもらえるような姿勢が見せられるようになりたいです。農業を軸に人材を育て、地域貢献につなげていきたいと思います。
聞き手:JA岡山 広報担当
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