良い冬瓜を届けたい。家族とのチームワークで生産を続ける

牛窓地区:野菜農家
岡﨑 貴之さん
おかざき たかゆき
- 昭和50年生まれ。
- JA岡山牛窓白菜・キャベツ部会部会長。JA岡山牛窓夏野菜部会所属。
- 家族は妻と妻の両親、子ども3人の7人家族。
- 趣味はサッカー観戦と釣り。
- 休みの日には地元では取れない魚を求めて、友人と四国まで釣りに出る事も。
- 座右の銘は「なせば成る」
6月19日、牛窓地区の岡﨑貴之さんにお話を伺いました。
農業の面白さを体感
―就農したきっかけは

ピーク時には納屋が冬瓜でいっぱいになるそう
元々農業に関わったことはなく、建築業に携わっていました。
妻の両親が農業を営んでおり、父が体調を崩した際に農作業を手伝ったことがきっかけで、農業のおもしろさを体感しました。外で働くことが好きですし、作業した分だけ成果が出るところは建築業と共通しているように思います。
また、前職の経験から納屋や機械の修理ができることや、機械の取り扱いをおもしろいと感じたため、37歳の時に就農を決断しました。
―農業を始めてからは
就農して今年で13年目になります。自然が相手なので毎年同じように育てることは難しいです。そして何より厳しい暑さの中での作業は大変です。
ピーク時には毎日かん水が必要になり、40分くらいかかります。葉が萎えてしまうと冬瓜に直射日光が当たり、日焼けしてしまうため、収穫したらすぐにかん水します。6月頃から収穫の季節が始まり、雨の日は収穫が出来ません。ここ数年は酷暑が続いているため体力との勝負です。
―栽培上でのこだわりは
先手を打って肥料や農薬のタイミングを見逃さないことが重要です。葉の色が悪くなっていないか、病気にかかっていないかなど、随時注意を払いながら作業をしています。冬瓜はまず大きさが重要ですが、大きすぎても良くありません。収穫のタイミングを逃さないことも大切です。
また、今年からそうめん南瓜の栽培も始めました。今年の出来はまずまず良好です。そうめん南瓜は熟成度合いが進んでいないと、茹でた時にきれいなそうめん状になりません。収穫の見極めがなかなか難しいです。

家族4人での連携作業はチームワークの良さが感じられる

「元気に明るい楽しい農業を」と話す岡﨑さん
暑い中でも笑顔での作業姿が印象的
地元出荷も増えてほしい
―今後の抱負は
高齢化で出荷量が減ってきているため、今後の出荷量を減らさないよう、新規就農者の受け入れも行っています。数年前に受け入れた若手の方は最近独り立ちし、同じ地区で生産を始めています。牛窓は冬瓜の出荷が全国3位です。順位を落とさないよう良いものを作って出荷し続けたいです。
現在出荷先は関西や関東がメインになっているので、今後は岡山での消費も増えてくれればうれしいです。
―冬瓜のオススメの食べ方は
オススメは「おでん」です。ダイコンの代わりになります。
冬瓜はヘルシーな食材で調理次第でいろいろな料理が出来ると思います。ぜひ作ってみてください。
聞き手:JA岡山 広報担当
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