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地域に貢献し農地を守り、地元農家が農業を続けられる環境を作りたい

阿部 慧司さん

山南地区:米麦農家

阿部 慧司さん

あべ けいじ

  • 平成3年生まれ。
  • 藤田ライス株式会社代表取締役。
  • 岡山市中区・東区・瀬戸内市で約340筆の農地を管理する。
  • 東水田作経営者会議、西大寺新農業経営者クラブに所属。
  • 消防団など地域活動に積極的に参加している。
  • 趣味は、米づくり・麦づくり。
  • 座右の銘は「継続は力なり」

5月14日、山南地区の阿部慧司さんにお話を伺いました。

大規模農業経営に興味を持つ

―就農したきっかけは

山南地区は昔から米麦の生産が盛んで、祖父がこの地で米麦(1.5ヘクタール)と酪農を営んでおり、小学校の頃から農作業を手伝っていました。

自分も農業をしてみたいと思い農業高校を卒業後、就農して祖父と一緒に農業をしているうちに、米麦で収益を上げるためには、規模拡大と作業の効率化が不可欠だと考えました。そこで大規模農業経営に興味を持ち、農地を借り大型農業機械を導入して、徐々に耕作面積を拡大していきました。

「農地と農業を守りたい」と話す阿部さん

「農地と農業を守りたい」と話す阿部さん

-農業を始めてからは

どこの地域にもあると思いますが後継者不足や、生産コストの増加などで農業経営を継続できなくなり、耕作放棄地が増えて農地が荒れていくのを見るのは辛いので、地域の農業を守るため、農地を借りて請け負い耕作をしてきました。

ただ、すべて請け負うのではなく、高齢になってもできる作業は自分でしてもらって、農家の方に1年でも長く農業を続けることができるように、高齢農家の営農を手助けすることで農家の方にも喜んでいただいています。

就農してから15年目で、4年前に法人化しました。現在は、水稲が6品種で67ヘクタール、麦は3品種で53ヘクタールを作付けしています。その他に、田植えや刈り取りの受託作業が米と麦を合わせて22ヘクタールあり、育苗・ドローン防除も請け負っています。

作付けに向け、畔を整備

作付けに向け、畔を整備

大型農業機械を使って乾田直播作業

大型農業機械を使って乾田直播作業

―苦労することは・楽しいこと

播種や収穫などメインの作業に、天候を考慮して作業工程を組み立てていくのが大変です。限られた期間でいかに効率よく農機具を稼働させ、ほ場で作業するかが決め手になります。それに伴って農業機械を増やして、従業員に的確な指示を与える事にも苦労します。

また、農地を借りた以上、きれいに作りたいという思いがあるので「几帳面にやってるな」とか「畔もよく管理してるね」と言われると嬉しいし、やりがいを感じます。

水田活用率200%

―今後の抱負は

耕作面積100ヘクタール、米と麦の二毛作で、作付けの面積を200ヘクタールにして、水田活用率を200%までにしたいと思っています。

さらに、今年から、4月の下旬に小麦の追肥をする作業を請け負うことにしました。実肥の施肥は高齢者には大変な作業ですが、高品質な麦を作るには重要なことなので、地域貢献のため従業員と一丸となって頑張ります。

聞き手:JA岡山 広報担当

このページの内容については…

岡山市農業協同組合営農部 指導課

TEL 086-225-3224FAX 086-225-3207

〒700-8535 岡山市北区大供表町1-1

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