誇りを持って作り続けている黄ニラをたくさんの人に届けたい

牧石地区:黄ニラ農家
伏見 正彦さん
ふしみ まさひこ
- 昭和32年生まれ。
- JA岡山黄ニラ部会部会長
- 家族は、妻と2人。趣味は、カラオケ。
- 生産部会のメンバーや同級生と休日に楽しんでいる。
- 座右の銘は「時間をかけて育てる」
4月9日牧石地区の伏見正彦さんにお話を伺いました。
安定的に収穫する努力
―就農したきっかけは
元々両親が農業をしており、子どもの頃から手伝いをしていたので、必然的に両親の後を継ぐことは考えていました。
また、農家を継ぐのであれば良いものを作るためにも早いうちから勉強したいという気持ちがありました。
卒業してから一旦は農機具メーカーに就職し、11年ほど努めた後、31歳のときに就農しました。

おいしい黄ニラを食べてもらいたい
-就農してからは
引き継いだ時には黄ニラだけでなくニンジン・ダイコンを一年を通して生産していましたが、平成13年より生産品目を黄ニラに特化することにしました。現在は約70㌃で栽培しています。
黄ニラは年間を通じて作れる農産物です。黄ニラに特化する事で、集中的に生産に関しての勉強ができる事が大きな理由です。

黄ニラへの思いについて語る伏見部会長

収穫後に天日干しされた黄ニラ
―楽しいこと・苦労することは
ニラは太いものが良いとされています。良いニラを作るためにはいつも苦労の連続です。まず、まめに草抜きをすること。理想はほ場に草が1本もない事です。雑草があると土壌の養分をとられ、雑草の根が邪魔をすることにより生育が悪くなります。また適切な時期を見極めて肥料を与えることも必要です。ただ天候により自分の思うように作業が進まないことは多々あります。
さらに、ほ場での作業に集中しすぎてしまうと出荷準備がおろそかになってしまいます。ほ場の作業や収穫・出荷準備といった仕事のサイクルを自身で上手く組み立てることが大切です。
そうして作った黄ニラを食べていただいた方から「おいしい」と言っていただいたり、「貴重な物をありがとう」と感謝の言葉をもらった時はとてもうれしく思います。
守り続ける黄ニラブランド
―今後の抱負は
黄ニラ栽培は雨や霜など天候により収穫量が変動するため、日々の仕事サイクルを上手く組み立てることを大切にしたいです。そういった意味でも座右の銘にあげた「時間をかけて育てる」という言葉をいつも心に持ち続けたいと思っています。
そして今後も黄ニラブランドを守り続けていきたいです。「ブランド品の黄ニラを生産している」という自負は作り続けていく上で自信と誇りになっています。
また、黄ニラ部会全体で安定した出荷ができるよう部会長としての責任を果たしていきたいです。
聞き手:JA岡山 広報担当
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岡山市農業協同組合営農部 指導課
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